辺境の谷に囲まれる都市、ネーベル。 深い霧が晴れたその日、決してこの町に近づかなかった怪物たちがうごめき始めた。長く平穏だったネーベルは、避けられない戦いに緊張をつのらせる。そんなとき、ちょうどやってきた商船の同乗者によって、町の危機は思わぬ方向に動き始めたのだった。